おかあさん②

おとうさんによると、おかあさんはとても嫉妬深くて、おとうさんが仕事で帰るのが遅くなっても浮気を疑ってばかりいたようです。それから、おばあちゃんと同居していましたが、それも含めて親戚付き合い等の〝係累〟をとても嫌がったそうです。そして、マイホームを持つことにとても執着していたとのこと。何か… 私と似ているなぁと思いました。


おかあさんを心理分析すると… とても愛情に飢えていたんだと思います。ずっとずっと、赤ちゃんの時から… だから、おとうさんの愛を独り占めしたかったんじゃないのかな、と思います。やっと自分のことだけを見てくれる人に出会えて家族となって、家庭を作って嬉しかったんだと思います。おかあさんは〝普通〟の家族・家庭に憧れていたんだと思います。でも、いろんな問題が癒されないまま大人になってしまって、クレクレ星人になっちゃってたのかもしれないですね。きっと、おとうさんでは支えきれなかったんだと思います。


おばあちゃんとの同居はしんどかったのかもしれないけれど、子どもが2人生まれて、おかあさんは幸せを噛みしめたりしなかったのかなぁ。子どもの存在は無償の愛… どんなことも乗り越えられる気がするけれど、おかあさんはそれ以上に傷ついていたのでしょうか?


それとも、幸せになることが怖かったのでしょうか?ずっと幸せの外にいると、幸せじゃない状況が普通になって、その状態に慣れてしまうのかもしれないですね。だから、一般的な普通の幸せの中に入ると、その幸せ自体が慣れない環境であって居心地悪く感じるのかもしれないですね。幸せが居心地悪い、違和感がある、って何かおかしな気がしますが、きっと、それが心のクセだったり、体に染み付いた感覚や感情なのかもしれないですね。


おかあさん、何がそんなに辛かったのでしょうか?何に苦しんでいたのでしょうか?今の私がその時のおかあさんに会いに行ってカウンセリングしてあげたい気持ちです。少しでもおかあさんの気持ちが楽になればなぁ、と思います。


そう言えば、師匠が会えるって言っていたよなぁ… 思い切って会いに行ってみようかな。